パーソナルカラーの分類の中に、「ブルベ夏」「ブルベ冬」があります。
同じブルベの中でも、夏と冬の見分け方や、それぞれに似合うものを紹介します。
Contents
ブルベとは

ブルベとは、パーソナルカラーのアンダートーン(ベースカラー)の1つです。
ブルベの特徴や、イエベとの違いを解説します。
- パーソナルカラーの分類の1つ
- ブルベの特徴
- イエベとの違いは?
パーソナルカラーの分類の1つ
ブルベは、「アンダートーン(ベースカラー)」と呼ばれる、生まれ持った似合う色の傾向を表します。
ブルベとは「ブルーベース」の略語で、青みがかったアンダートーンを意味します。
クールで、青みのある色合いが似合いやすいでしょう。
アンダートーンは、あくまで似合う色の「傾向」を示すものです。
「この色が絶対に似合う」・「その色以外は似合わない」などといった絶対的な診断ではないため、活かし方にコツがあります。
ブルベの特徴
ブルベの特徴には、以下のような要素が挙げられます。
ブルベの特徴
- クール・都会的・知的な印象
- エレガント、シックなスタイルが似合う
- 透き通るような肌の白さが目立つ
- 寒色系、モノトーンが似合いやすい
ブルベの方には、肌の色合いを生かした、クールでエレガントなスタイルが似合います。
ふんわりとして暖かみのある服装よりも、涼しげな色でしっかりとした質感のアイテムの方がしっくりきやすいでしょう。
イエベとの違いについて、詳しくは、イエベ・ブルベの違いや見分け方を説明している記事をご覧ください。
イエベとの違いは?
イエベは、ブルベとは似合いやすい色・素材・質感が違います。
イエベとブルベは、以下のような傾向で見分けられます。
イエベ・ブルベの傾向の違い
イエベの傾向 | ブルベの傾向 | |
肌の色味 | 黄味がかっている | 赤味がかっている |
手のひらの色 | 黄味〜オレンジがかっている | 赤〜紫がかっている |
日焼けしたときの肌色 | 小麦色に近づく | 赤褐色に近づく |
瞳の色 | ブラウン〜ライトブラウン | ブラック〜グレー |
髪の毛の色 | ブラウン〜ライトブラウン | ブラック〜グレー |
似合うファンデーションの色 | オークル系のベージュ | ピンク系のベージュ |
似合うアクセサリーの色 | ゴールド系 | シルバー系 |
似合う服の色 | ベージュ系 | シルバー系 |
上記の特徴の中で、イエベ・ブルベのどちらの項目の方が多く当てはまるかで、大まかにイエベ寄りかブルベ寄りかがわかります。
ブルベの方の肌は、全体的に白っぽく、赤や紫の色を帯びやすい特徴があります。
イエベの方より、シルバー・淡めの色合いなどが得意でしょう。
反対に、イエベの方の肌・手のひら・瞳・髪色には黄味が目立ちます。
黄色と相性のよい暖色の服や、ゴールドを基調としたアクセサリーが似合いやすいでしょう。
ブルベのように赤みは目立ちにくい反面、くすみが気になる人が多い傾向です。
イエベ・ブルベの違いを理解すると、自分のベースカラーに似合いやすいファッション・メイクがわかります。
買い物や日々のスタイリングの失敗が少なくなり、自分をより美しく魅せられるでしょう。
ブルベ夏・冬の違い

自分がブルベであると認識できたら、次はブルベ夏・ブルベ冬の違いを見分けましょう。
ブルベ夏・ブルベ冬の特徴と見分け方を紹介します。
- ブルベ夏の特徴
- ブルベ冬の特徴
- ブルベ夏・冬の見分け方
ブルベ夏の特徴
ブルベ夏の方は、次のような共通した特徴があります。
ブルベ夏の特徴
肌の色 | 青白く、透明感がある |
皮膚の質感 | きめ細やかで薄い |
頬の色味 | あまり色がない |
肌の傾向 | クマが目立ちやすい |
瞳の色 | 薄いブラック、赤みのあるブラウン |
髪の色 | やわらかさのあるグレー〜黒髪 |
日本人の約50%ほどが、ブルベ夏に当てはまります。
肌の色が青白く、きめ細やかで透明感があることから、知的さやクールなイメージを感じさせるでしょう。
肌をきれいに見せられる色味を合わせれば、品のあるやわらかな印象を引き立てられます。
ブルベ夏の特徴について詳しく知りたい方は、ブルベ夏とはなにかを説明している記事をご覧ください。
ブルベ冬の特徴
ブルベ冬に共通する特徴は、以下の通りです。
ブルベ冬の特徴
肌の色 | 雪のように白いか、青黒い |
皮膚の質感 | ハリがある、厚め |
頬の色味 | 血色感がない |
肌の傾向 | くすみが目立ちやすい |
瞳の色 | ダークブラウン〜黒 |
髪の色 | ダークブラウン〜黒髪 |
ブルベ冬は日本では希少なパーソナルカラーで、人口の10%ほどしかいません。
顔立ちにシャープさがあるので、個性的でかっこいい印象を持たれる方が多いでしょう。
モードなファッション・色合いなどを合わせても、はっきりとした瞳の色が際立って似合います。
ブルベ冬の特徴について詳しく知りたい方は、ブルベ冬とはなにかを説明している記事をご覧ください。
ブルベ夏・冬の見分け方
ブルベの方の肌・瞳・髪の毛の色から、夏・冬のどちらのタイプかを見分けられます。
ブルベ夏とブルベ冬の見分け方
ブルベ夏タイプ | ブルベ冬タイプ | |
髪の毛(地毛) | 薄いブラック〜赤みのあるブラウン、やわらかな毛質 | ダークブラウン〜黒髪、太くしっかりとした毛質 |
瞳の色 | 明るい色白目との境界線がふんわりとしている | 濃い色 白目との境界線がはっきりとしている |
肌の色 | 色白日焼けすると赤っぽくなる | ピンクでやや暗めの色合い日焼けするとこんがりと赤黒くなる |
ブルベ冬と比較して、ブルベ夏の方はより色の白い肌・やわらかな髪と瞳が目立ちます。
まさに「透明感」という言葉がフィットするのが、ブルベ夏の特徴です。
ブルベ夏と比較して、ブルベ冬の方ははっきりとした濃い色の髪の毛・瞳が目立ちます。
よりモダンで存在感と華がある「クールビューティー」な出立ちに、夏タイプとの違いが感じられるでしょう。
ブルベ夏・冬に似合うスタイリング

ブルベ夏・冬には、それぞれに似合うメイク・ヘアカラー・コーディネートがあります。
ブルベ夏・冬に似合いやすいスタイリングを紹介します。
- ブルベ夏・冬に似合うメイク
- ブルベ夏・冬にぴったりのヘア
- ブルベ夏・冬の良さを活かせるコーディネート
ブルベ夏・冬に似合うメイク
ブルベ夏・冬の方は、それぞれ次のようなカラーをメイクに取り入れるとよいでしょう。
ブルベ夏・冬に似合うメイク
ブルベ夏 | ブルベ冬 | |
ベースメイク | ピンクオークル、ローズベージュ | ツヤ感のあるピンク系、オークル系 |
アイシャドウ | パールホワイト・パウダーブルー・ラベンダー・ココア・ローズブラウン・バーガンディー・グレー系 | パールホワイト・アイシーピンク・ロイヤルブルー・ダークパープル・グレー系 |
アイライナー・マスカラ | チャコールグレー・ネイビー・ボルドー | ブラック・ネイビー・バーガンディー |
チーク・リップ | モーブピンク・ローズピンク・ローズレッド | ローズ系・バーガンディー系・ワイン系 |
ブルベ夏の方には、青みのあるカラーを使ったメイクがぴったりです。
下地には、黄味のないピンク系のカラーを使いましょう。
馴染みやすい色を選ぶことで、顔色が悪くなるのを防ぎ、クマやしみなどがカバーしやすくなります。
アイシャドウには、青みのあるブルー・ラベンダー・グレーなどのカラーをグラデーションにすると、瞳の色をきれいに引き立たせてくれるでしょう。
アイライナーやマスカラに黒を持ってきてしまうと、濃すぎる印象になってしまいます。
ブルベ夏のやさしい雰囲気を生かすなら、グレーやネイビーのコスメを使用してみるとよいでしょう。
ブルベ夏で血色のなさが気になる方も、チークやリップに青みのあるピンクを持ってくることで顔色がよく見えます。
黄味のあるカラーを避けて、色白な肌を美しく魅せましょう。
ブルベ冬の方は、青みのある色を使ったメイクがフィットします。
ラメやハイライトでツヤ感を出すことで、より青みのある肌を美しく魅せられるでしょう。
下地には、少し黄味があるブルベ肌の方も、ピンク〜オークル系のカラーを使いましょう。
ベージュ系の色を選んでしまうと、かえってくすみが目立ってしまいます。
アイシャドウには、明るいラメ・パール系・鮮やかな寒色系を使うことで、本来の目力を一層きれいに見えます。
アイライナーやマスカラは得意なブラック以外にも、たまにはネイビー・バーガンディーなどのアクセントカラーを取り入れてみると、飽きが来ないでしょう。
鮮やかな色味が似合う分、色を使いすぎると派手な印象になりすぎてしまう場合があります。
目立つ色を使うのは1〜2箇所だけに絞るのが、おしゃれに見せるコツです。
ブルベ夏・冬にぴったりのヘア
ブルベ夏の方には、次のようなヘアカラーが似合います。

ブルベ夏の方には、肌の透明感を引き立たせる、ブルー系のソフトな印象のカラーがよく馴染みます。
明るめの髪色でも、ブルベ夏の方なら品のある雰囲気を作れます。
カラーリング次第で、大人っぽくもかわいくも印象を変化させられるでしょう。
一方で、ブルベ冬の方に似合うのは、次のようなヘアカラーです。

ブルベ冬は、最も暗い色や黒髪が似合うパーソナルカラーです。
一方で、オレンジ・黄色・中途半端なトーンのヘアカラーは、青みのある肌がくすんで見えてしまうため避けましょう。
こっくりと深みのある色・ブリーチをして明るいトーンのどちらかに振り切ることで、より垢抜けた印象になります。
ブルベ夏・冬の良さを活かせるコーディネート
ブルベ夏の方なら、シンプルで品を感じさせるコーディネートがおすすめです。
カラーは、似合いやすいスモーキーで明るめの色味を選んで、やさしい色使いをしましょう。
オフホワイト・ローズピンク・パウダーブルー・ラベンダーなどのカラーを取り入れた、シンプルでフェミニンさのあるファッションが得意です。
また、上品な雰囲気を生かすために、アイテムの素材感にもこだわりましょう。
春夏シーズンには、シフォン・レース、秋冬にはカシミア・フランネルなどがおすすめです。
繊細な肌・色素が薄めの髪や瞳と、軽さ・やわらかさ・マットさのある素材との相性がよいでしょう。
アクセサリーは、肌馴染みがよいホワイトゴールド・ピンクゴールド・パールなどを選ぶとしっくりきます。
キラキラと光が目立つ小物よりも、品のあるほどよい輝きがぴったりでしょう。
ブルベ冬の方には、大胆なデザインやモードな雰囲気を取り入れたコーディネートがよく似合います。
カラーは、モノトーン・原色・青みのあるはっきりとした色合いを取り入れましょう。
インパクトの強い青みカラーの、ビビットピンク・ロイヤルブルー・ブラックなどを差し色に使うのがおすすめです。
サテン・エナメル・ベルベットなど、重厚感・光沢感のある素材との相性が抜群です。
アクセサリーは、キラキラと主張のあるデザインのシルバー・プラチナ・ダイヤモンドを取り入れることで、都会的でおしゃれな雰囲気が際立つでしょう。
まとめ
青みのあるブルベの中でも、夏と冬で似合う色味や自分をきれいに見せられるスタイリングには違いがあるものです。
ブルベ夏か冬かを見極めて、自分に似合うカラーでファッション・メイクをより一層楽しみましょう。

【記事監修者】Remy副編集長
2020年に関西学院大学卒業後、コンテンツマーケテイング会社に入社。
パーソナルカラープランナー資格(日本技能開発協会)を取得し、「Remy的トレンドニュース」ではZ世代の視点を活かしたファッションに関するお役立ち情報を発信しています。
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